事後対策よりも事前対策で安全確保(さつま町SC)

さつま町SCは、令和元年度安全就業優良センターとして表彰されました。
その取組を紹介いたします。
(広報誌「シルバー連合かごしま」第41号にも掲載されています。)

さつま町SCは、H30年度を「安全就業強化年度」と定め、安全就業を最重点事項として推進した。
(H29年度の事故件数、10件をうけ、非常事態を宣言した。)


【安全最優先の取組】

①独自スローガンの設定

独自スローガンの募集に、近年には最多の30点が集まり、
選考の結果、
『急ぐとも 必ずやろう 安全確認』
に決定した。
選定のポイントは、事後行動(反省・公開・教訓)的なものよりも事前行動(安全確認・危険予知)的スローガンを選定したこと。

②初の安全大会の開催

センターの統合合併以来、初めての安全大会が開催され、独自スローガンの表彰、安全適正就業推進計画の確認、県連合会事業課長の講演、安全対策・救急救命DVD視聴、事故事例の検証、安全の誓いと安全コール(がんばろう三唱)で意識の啓発を図った。

③就業前安全確認

最も強化したのは、現場責任者の設置、就業前ミーティング及び就業前安全点検シートによる安全確認。併せて、安全就業確保のための受注制限(危険回避受注)を設定した。


【取組みの具体例】

④安全就業中桃太郎旗設置の徹底

すべての現場に安全就業中の桃太郎旗を設置し意識の啓発を図った。旗の設置は、見られることの緊張感、周知啓発、会員確保、就業拡大、他団体との区別など効果があった。

⑤飛散防止ネットの使用徹底

刈払機のナイロンカッター使用時には、現場確認のうえ飛散防止ネットの使用を心がけた。

⑥防虫スプレー携帯とポイズンリムバーの斡旋

防虫スプレーは会員が購入所持し、使用時には追加配分金とし、またポイズンリムバーはセンターで購入し、安価で斡旋した。

⑦県警さわやか号交通安全講習会の実施

就業往復途上の交通事故防止を図るため実施した。


【取組みの結果】

◆事前対策(安全確認、危険予知、事前準備)をキーワードにした取組みが、具体的で解りやすい形で会員に受け入れられた。
◆会員の高い安全意識のつながりと結束の結果、強化年度中に、これまでにない事故ゼロ日を積み上げられた。
◆H25年度の優良賞受賞後、事故が増加している実態があるので、安全意識を持続するための工夫を心がけている。

【取組みを物語として引継ぐ】

令和元年度の独自スローガンは、H30年度の安全意識を継続するために、『ゆるめるな 安全就業 心のネジを』と定めた。
今後も会員一丸となって安全就業に取組んでいく。

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