「霧島シルバー観光ガイドしっちょいどん」

平成25年4月から活動を開始し、現在8本のコースを造成し案内しています。
専用ホームページはこちら
ガイドになるためにはセンターが主催するコースごとに設けた研修を受講し、認定登録を受けることが必要となります。

☆「観光ガイド人材育成講習」

～「観光ガイドしっちょいどん」要請研修【霧島神宮周辺コース】～

鹿児島労働局の委託を受けた、鹿児島県アクティブシニア活躍推進協議会が行なう講習が、6月～9月まで計7回の開催されています。
座学による史跡等についての講習や簡単な語学講習、実技によるガイド演習などが行なわれ、先輩観光ガイド「しっちょいどん」が講師として説明します。
霧島市在住で60歳以上の方は、霧島市シルバー人材センター「観光ガイドしっちょいどん」での就業もあります。

FIT（個人旅行）にフィット！「着地型観光」にシフト！

有名温泉地である「霧島」も例外ではなく、かつての観光地成功モデルが通用しない時代の影響を受けています。「しっちょいどん」の活動は、そんな「霧島」に新しい観光の形態を根付かせる取り組みのひとつです。
地元に精通したシルバーの観光ガイドが、知恵を出し、工夫をこらして魅力的な観光コースを作っています。

☆変わる･･･観光のかたち

従来は、大手旅行会社が企画販売する旅行商品が中心でした。都市圏に住む旅行者のニーズをもとに造成された、団体旅行客向けの、有名な観光地を起点に組まれたツアーで、いわゆる「発地型観光」と呼ばれるものです。
最近は、FIT（個人旅行）者が増え、個人旅行者の多様化・細分化したニーズや、「本物志向」を満たすものが好まれる時代です。旅先でしか味わえないものを求める傾向が強まっています。

☆「個」の時代⇒現地発の旅行商品が人気

「着地型観光」とは、旅行者を受け入れる側の地域（着地）側が、その地域でお勧めの観光資源を元にした旅行商品や体験プログラムを企画・運営する旅行形態です。現地のことに精通した人たちが旅行商品を開発します。
「しっちょいどん」では8つのコースを準備しています。

☆今注目の「ニューツーリズム」

今は「着地型観光」に、体験や交流の要素を取入れた「ニューツーリズム」が注目されています。その土地（観光地）ならではの体験ができる魅力的な旅行商品の開発は、地方における地域観光の振興・促進につながると注目されています。
「ニューツーリズム」は、個性的でテーマ性や目的性の強い観光スタイルです。例えば「エコツーリズム」や「グリーンツーリズム」「産業観光」等があります。

高まる期待！「しっちょいどん」？

インターネットやスマートフォンの普及により、観光地から旅行者に対して直接かつ双方向の情報発信ができるようになりました。「しっちょいどん」でもホームページやFaceBookで情報を発信しています。

☆「地域の人々」を巻き込んだネットワーク

「ニューツーリズム」という新しい視点で、地域内に根付いた観光産業のノウハウや地域資源を、他分野の人材とネットワークを作り、拡げることが課題となります。
観光協会や旅館組合といった、従来の観光関係者や事業者の限られたメンバーだけでなく、「地域の人々」が加わった新たなネットワークにより、地域をあげた観光の体制が出来、「ニューツーリズム」が創り出され、支えられています。

☆主役はわたしたち「しっちょいどん」

「ニューツーリズム」は農家や漁家、商店街の店主、あるいはまちづくりのNPOの人々といった「地域の人々」が主役となります。このような「地域の人々」は、わたし達シルバー人材センターの会員であり、請負や派遣で顧客となる個人や事業主の方々でもあります。
シルバー人材センターや「しっちょいどん」は「地域の人々」のネットワークのコアになる存在でもあるのです。