シルバー人材センターは「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」において法的に位置づけられた団体です。1市町村に1団体の設立が認められており、原則として60歳以上の方々が会員として組織を構成する社団法人の方式を採っています。
県内には37のシルバー人材センターが設立されており、各シルバー人材センターの事務局にて仕事の受注、契約等の手続きを行っています。シルバー人材センター会員は、地域に密着した仕事をお引き受けし、働く生きがいを感じながら、地域社会の貢献に寄与しています。
受託事業(請負・委任)
- センターから提供するお仕事の多くがこの形態です。
- 公平に就職機会を得るため、ローテーションで就業します。
- 雇用関係はありません。
- 発注者から指揮命令を受ける事は無く、ご自身の裁量で、責任をもって仕事を完遂していただきます。
- 労働関係法規(労働基準法・労災保険等)の適用はありません。万が一事故が発生したときは、シルバー保険(傷害・賠償責任)で対応します。
- 就業の対価は「配分金」としてセンターから支払われます。
労働者派遣業
- 平成18年度より、会員を対象とした「労働者派遣」を開始。
- シルバー人材センター連合との間で、雇用関係が発生します。
- 派遣先から指揮命令を受けます。
- 社会保険や雇用保険の適応はありませんが、労災保険の適用はあります。
- 就業の対価は「賃金」としてシルバー人材センター連合より支払われます。
有料職業紹介事業
- 就職を希望される方に、有料で職業紹介をおこなっています。
- 雇用主との間で、雇用関係が発生します。
- 労働関係法規(労働基準法・労災保険等)の適用を受けます。
- 就業の対価は「賃金」として雇用主より支払われます。