地域で頑張っているシルバー人材センターを紹介いたします
あなたのまちのシルバー人材センターの取組みを知っていただける機会になれば幸いです。
(広報誌「シルバー連合かごしま」第41号にも掲載されています。)
いちき串木野市SCは、歴史と文化のまち、伝統のお祭りが多く残るまちです。そんなセンターの人生100年時代に向けた「挑戦」についてご紹介します。
▲伝統の七夕踊り
【センターの横顔】
◆社団法人串木野市シルバー人材センターとして県内3番目に設立され、昭和63年4月1日から事業を開始、平成17年10月11日に当時の串木野市と市来町が合併し、「いちき串木野市」の新市が誕生。それに伴い平成18年4月1日をもってそれぞれのセンターも統合。制度改革に伴い平成24年4月1日からは公益社団法人として事業を行っている。
◆平成18年の統合当時の会員数は289人(男性212人・女性77人)、平成25年、改正高年齢者雇用安定法の施行に伴う65歳までの継続雇用の実施や雇用状況の変化等により、現在では会員数202人(男性138人・女性64人)で、特に60歳から64歳までの会員数は全体の3%。
【挑戦するセンターの取組み】
人生100年時代を見据え、「生涯現役社会」をめざすため、さまざまなことに挑戦しながら社会や時代の変化等に適応した事業に取り組んでいる。
①会員拡大及び普及啓発活動
喫緊の課題である会員拡大は、全国のシルバー組織が全力を挙げて取り組んでいる。具体的には会員100万人を令和5年度までに達成しようとしている。そのために、就業開拓員による一般家庭への戸別訪問、役員による街頭宣伝などと合わせ、市の広報紙や会報等を活用し会員拡大及び普及啓発活動に努めている。また、就業開拓員が高齢者クラブ等へ出向き、「シルバー出前講座」としてシルバーの仕組みや、活動状況を周知していくという新たな取り組みも始めた。
▲シルバー出前講座
②就業開拓
就業開拓について、事務系仕事を希望する会員が増加しているため、施設の管理・駅係員の簡易業務・選挙事務及び各種「アンケート調査」などホワイトカラー層が就業できる受注拡大に積極的に取り組んでいる。
▲観光アンケート調査
シルバー“ふれ愛”クラブ事業では、地域高齢者の生きがい作りとして、「パソコン教室」を週2回、「手芸教室」を週1回開設し、多くの方の参加を得ている。
▲手芸教室