安心は、心と身体の、余裕から(西之表市SC)

西之表市SCは、令和元年度安全就業優良センターとして表彰されました。
その取組を紹介いたします。
(広報誌「シルバー連合かごしま」第41号にも掲載されています。)

西之表市SCは、平成元年に会員188名で社団法人として設立し、平成24年4月に公益社団法人として新たにスタートした。現在の会員数は155名。主な就業は、田畑などの草払い、庭の剪定清掃、農産物の収穫作業や除草作業などがある。


【安全化率100%への取組】

①綿密な打合せによる危険の排除

発注者との打ち合わせの段階で、高所や急傾斜地などといった危険な場所での作業を除き、会員が「安心」して就業できるような環境を整える事を心掛けている。

②地の利を生かした細やかなフォロー

会員が「安心」して就業できるように、細やかにフォローし、会員一人一人の動向を把握している。
地理的範囲が狭いことを逆手にした利点は、就業先へのパトロールの際、20分以内で現場に到着できること。

③安全を最優先した就業活動

最近は、蜂に刺される事例が多く、朝はジェット噴射式の殺虫剤を持たせるが、会員が「安心」して就業できるように、途中で補給する事も度々。

▲ボランティアで市営グラウンド清掃

▲馬鈴薯の収穫作業

※今後も「会員の安全」については全てに優先させて、センター事業を推進する。


【高齢化率 37.3%の島】

◆種子島の北に位置する西之表市は、人口15,071人(今年3月末現在)、内65歳以上の高齢者は5,620人で高齢化率は、37.3%で全国でもトップクラス。
◆西之表市は、鹿児島市から直線距離で105㎞、北ふ頭から高速船に乗ると約1時間40分で到着する。夏場は鹿児島から日帰りで海水浴に来る方もいる。
◆主な産業は農業で、甘藷・サトウキビなどの基幹作物の他、安納芋・馬鈴薯・豆類(キヌサヤ・スナップ・ソラマメ)などの園芸作物や和牛の生産に力を入れている。


【盛んな会員交流】

◆一緒に働く仲間だからチームワークが大事
チームワークを醸成する会員交流やレクレーションも充実している。

▲会員交流会

▲レクレーションでグラウンド・ゴルフ